建設コンサルタントのすすめ方

第3回配信 「施工業者のコンペ」

設計事務所が、基本設計をもとに詳細設計を進め、建築確認申請書を提出間近の時期で建築会社を選択する段階になりました。 設計事務所や融資銀行、ならびに当方から10社以上の候補をそろえた後に、今回の施工難度を考慮し社員数100名未満・売上高100億円未満は見積依頼候補から外し、最終的に見積依頼を5社としました。

第1回目の見積提出では各社の技術水準が拮抗していたためか、1割程度の金額差の中にすべての業者さんが納まっていました。 見積もり落としがないか、過剰見積もりはないかなど全社の見積チェックを済ませた結果、1番札はA社さんでした。 しかし、川沿いであることを考慮していない山留工事であったり、防水工事での項目落ちも気になり、熟慮の結果2番手以降からの選択としました。 そこで2・3番手であるB社とC社に対し減額案を提示し、再見積もりをお願いしました。結果は僅差でB社の方が安い提示価格でしたが、免震工事の実績を尊重しC社にお願いすることとしました。

その業者見積比較表の1部を公開します。

港南Sマンション新築工事の資料(抜粋)