【月間トピックス】2025年4月号

大型倉庫の大規模修繕の工事監理が現在進行中となっています。

経年劣化診診断を実施した上で不具合箇所を洗い出し、その結果に基づいて既存通りの仕上げとするか、不具合の状況を加味しグレードアップを図るかを検討し、仕様を組みました。

また足場を組み、下地調査を行わなければ全体像が分からない下地不良は、実際に施工会社の調査後に我々でも確認を行い、過剰や不足を指摘します。

足場架設後の様子になります。海沿いであり、強風地であるため、足場材の内側にメッシュシートを張っています。

施工会社が行った下地の浮きや欠損疑いのマーキングを打診棒で確認し、過剰・不足箇所はその場で指示し、是正させます。

パラペット内の鉄筋が錆びて、爆裂現象が多数ある建物であったため、爆裂の補修に加えて、パラペット天端に防水処理を行う設計としました。

飛び出している梁の天端には床面があり、診断時そこのひび割れから雨水が侵入し、内部の鉄筋の錆や爆裂が生じていたため、床面に防水を施す設計としました。